「春の日の」

2007年に開催された、わたしの師匠の社中展『第三回 ちぐさ展』に出展した、衝立作品。
古今和歌集より、12月の和歌を12首選びました。

初の試みだった衝立作品。
デザインをどうするか…と考えるのも、とても楽しかったです。

春の日の ひかりにあたる 我なれど
かしらの雪と なるぞわびしき
(文屋やすひで)

しるしなき ねをもなくかな 鶯の
ことしのみちる 花ならなくに
(みつね)

見る人も なき山里の さくら花
ほかのちりなむ のちぞさかまし
(伊勢)

あはれてふ ことをあまたに やらじとや
春におくれて ひとり咲くらむ
(紀としさだ)

五月雨に 物思ひをれば 郭公
夜ぶかくなきて いづちゆくらむ
(紀友則)

はちす葉の にごりにしまぬ 心もて
なにかは露を 玉とあざむく
(僧正へんぜう)

天の川 あさ瀬しら波 たどりつつ
わたりはてねば あけぞしにける
(とものり)

日ぐらしの なく山里の ゆふぐれは
風よりほかに とふひともなし
(よみ人しらず)

今こむといひしばかりに 長月の
ありあけの月を 待ちいでつるかな
(そせい法師)

神無月 時雨にぬるる もみぢばは
ただわび人の たもとなりけり
(凡河内みつね)

白雪の ところもわかず 降りしけば
いはほにもさく 花とこそ見れ
(紀あきみね)

ゆく年の をしくもあるかな ますかがみ
見るかげさへに くれぬと思へば
(きのつらゆき)

「古今和歌集」(窪田章一郎 校注/角川文庫)より

いろは―書道・音楽・絵本―

山と海に囲まれた街、神戸。 ここで生まれ、ここで育ちました。 ---書と音楽、そして絵本--- 私のすべてがここに詰まっています。。。 神戸市中央区・須磨区で 書道教室、ぺん字教室、 エレクトーン教室をしています。

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