「大空の月」
これは、2003年に開催された、わたしの師匠の社中展『第二回 ちぐさ展』に出展した作品。
やわらかく、優しく、現代的な雰囲気に仕上げたい。
その気持ちだけを師匠に伝え、相談したところ、「紙は四角だけじゃないのよ。丸や扇の形に書いてもおもしろいわよ。」というアドバイスをいただきました。
その師匠からの言葉をヒントに、まずは紙をまぁるく切ることから始まった作品作り。
そして、まぁるい紙に合う俳句探し!
富安風生さんの俳句から三句選びました。
大空の 月の歩みの やや斜め
よろこべば しきりに落つる 木の実かな
冬灯 人のこころを 見まもりぬ
富安風生の句
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